モクジ

はじめに






ごあいさつ

こんばんは。お久し振りです。もしかしてはじめまして?
『Dreaming』並びに『真夏の夜の夢』著者、かとりせんこ。です。
別にここすっ飛ばして本編入って下さっても構わないのですが、せっかくなのでちょっとだけご挨拶させて頂きます。そう言うのが面倒な方は、さっくり本文を読んで下さってもOKです。
あ、一応念の為に、一番下の注意だけは読んでおいて下さい。


この小説は、1999年から書き始めたやたらむやみに長い話です。第一部の『Dreaming』を踏まえた上で第二部の『真夏の夜の夢』を書いていますが、自他共に認める内容の乖離っぷりにより、ほとんど別物の話になっています。って言うか第一部は実はも何も、紛れもなく某問題作の二次創作なので……できれば黙殺処分でお願いします(汗)。このページで連載するのは、現在は第二部部分のみとなっています。が、一応第一部のみのDL版も用意しておりますので、もしよろしければそちらもご利用くださいませ。

第二部だけで原稿用紙換算では1500枚弱、1999年から2004年の完結まで足掛け5年掛かったことを考えると、非常に遅い連載ペースだと思います。私自身の遅筆や受験による連載休止期間も原因ではありますが、実は2001年の9・11同時多発テロ後に掲載を自粛していたことも理由として挙げられます。

ネタバレというほどのものではないので容赦なくばらしてしまいますが、本作中では登場人物がテロを含む犯罪行為に手を染めるシーンが少なくありません。本作のテーマとしてそれは欠かせない要因ではありますし、私自身もその行為が正当性を欠くものだと自覚しての設定及び描写ではありますが(いや、日頃の私の言動見てると多分そうとは思えないと思うんですが)(えぇ一応その辺自覚してますごめんなさい歩く火薬庫で)、実際に現実で起こったテロによって犠牲になった方が多数おられる状況下で、登場人物達が積極的にテロを行う小説をネット上に掲載することが果たして正しいことなのか、と悩んだ上で、休載から連載停止とさせて頂いておりました。

ただ、繰り返しになりますが私自身はテロを正義だと認めるつもりはありません。一方で、それに制裁を施すことも正義だとも思っていません。また一旦書き始めた小説を完結させないまま下げてしまう行為も、それまで読んで下さっていた方に対する冒涜だと思い、再掲載の決断をさせて頂きました。個人的な私見は小説の中に極力反映させたので、もしかしたら本文が非常に重苦しく、しかも偏見を感じさせるものになっているかもしれません。ただ、この小説自体が私の考えであり、それを読んだ方が何らかの意見を持って頂けるようであれば、作者としてそれに勝る幸せはありません。一言でも構わないので、感想を頂けたら非常にありがたいと思います。


作品紹介

っと言う訳で遅ればせながら作品紹介ですが……一言で言えば「現代の北●鮮風架空国家を舞台に、色んな勢力の人がわらわら湧いて出て好き勝手に暴れ回るサバイバル・スペクタクル」です(身も蓋もねぇ)。作者が一応近代史専門なので、何だかそれっぽいオタクなネタもありますし、背景にある社会問題もそれはもうほじればほじるほど無数に出てくる地獄のような設定先行小説ですが、ま、その辺は追々作中でも番外編でも取り扱いますんで。


注意書き

内容はもう九割九分オリジナルですが、舞台設定に『後宮小説(酒見賢一)』『童話物語(向山貴彦/宮山香里)』『バトル・ロワイアル(高見広春)』のネタをちょこちょこ借用している部分があります。特に前者二つは、作品の結構大事なポイントを借用したシーンがありますので、もしもよろしければその点を踏まえておいて頂けたらと思います。いや、いずれも名作中の名作で別にネタバレされたところで面白さが減るような作品ではないのですが、うちのを先に読んだが為に「あ、損した!」と怒られたら辛いので、先にお断りしておきます。

要するに、「この物語はフィクションです。実在の人物・団体・事件・国家等には一切関係ありません」という方向でよろしくお願いします。歴史や地図まで捏造してることあるんで、くれぐれもお気をつけて。



ともあれ、長ーい本文の前の長ーいごたくに、お付き合いありがとうございました。
これ読める根気があれば、本文読めますよね?(笑)




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